Teacher
講師紹介
代表 堀江 まりこ
Mariko Horie
7歳でバレエを始める。クラスでただ一人の初心者だったが、できないことよりもレッスンの楽しさに夢中になった。人前で話すのが苦手だったが、バレエを通して自己表現できるようになり、次第に明るくお喋りな性格に。
14歳でワガノワ・バレエ・アカデミーに短期留学し、高い評価を受ける。しかし旧ソ連の空気に馴染めず、高校卒業後、自由な環境を求めて単身カナダへ。いくつかの学校を自ら訪ね歩き、Royal Winnipeg Ballet Schoolに入学。バレエに没頭する一方で、現地で出会ったミュージカルの自由な表現にも強く惹かれていく。
帰国後は大学の通信課程で学びながらバレエを継続。2000年、劇団四季に入団し、『オペラ座の怪人』などでメインダンサーを務める。劇団からのヨーロッパ研修派遣で、多様なスタイルを身につけた。
2012年、「人生が豊かになるバレエを届けたい」という想いで AUBE BALLET を設立。
心に宿る人間性は、身体で感じて育てるもの。バレエで培われる美しさと強さを大切にしながら、誰もが自分らしく輝ける場をつくることに力を注いでいる。
宮内 麻衣
Miyauchi Mai
4歳でバレエを始め、2003年に劇団四季へ入団。『オペラ座の怪人』『Cats』などで主要キャストを務め、卓越した表現力と存在感で早くから注目を集める。将来を嘱望されながらも、より自由な表現を求め、フリーとしての活動を開始。
バレエ、コンテンポラリー、オペラ、芝居、映像など多彩なジャンルで活躍し、枠にとらわれない独自のキャリアを築いてきた。踊りへの深い愛情と澄んだ感性から生まれる表現は、多くの人を魅了してきた。
指導者としても信頼が厚く、高校でのダンス授業や創作活動など多様な現場で活躍。生徒一人ひとりに優しく寄り添い、その個性を大切に育む丁寧な指導が好評。
自身も学びを重ね、常に新しい知識や視点を取り入れながら、発見と感動に満ちた質の高いレッスンを届けている。
鳥原 志乃
Shino Torihara
幼い頃からバレエ一筋。踊ることが楽しくて、気づけばステージに立っていた。13歳で千葉シティバレエ団に入団し、数々の公演に出演。日本音楽高等学校バレエ科を卒業後は東宝芸能に所属し、国内外のイベントで多くの舞台経験を積む。NBAバレエ団の研究生としてもほぼすべての公演に出演。伝統的な作品から前衛的なコンテンポラリーまで、幅広いスタイルを実践の中で深く学んだ。
新国立劇場オペラ『鹿鳴館』、日本バレエ協会作品などにも多数出演。さらに、FIFAワールドカップ開会式イベントでの指導、富士通労働組合・人民大会堂でのダンス指導、エキセントリックシアターバレエでの講師など、活動の幅は舞台を超えて多方面に広がっている。
指導では「やる気」を引き出すことを何より大切にし、迷ったときも自分の心に答えを見つけられるような“心のエネルギー”を育てている。
前十字靭帯のケガも愛猫に癒されながら乗り越え、今日も元気にレッスン。体力にはちょっと自信あり！
オーブでは教師陣の“元気の源”。年々レベルアップするパワーで、スタジオを明るく引っ張っている。
加茂 雅子
Masako Kamo
東京バレエ団に10年間在籍。世界的な振付家による名作に多数出演し、ヨーロッパ各地の国立劇場での海外公演も経験。歴史あるバレエ団の中で、芸術性と技術の高さを追求し続けてきた。
豊富な知識と経験に裏打ちされた指導は、厳格で的確。無駄のないスピーディーなレッスンには心地よい緊張感がありつつも、思わず笑顔がこぼれるようなユーモアがにじむ。
知的でクールな印象の一方で、実はとても情に厚く、生徒がひとつの壁を越えた瞬間には、自分のことのように喜びを噛みしめる。そんな誠実さと温かさが、指導にも自然とにじみ出ている。
講師陣からの信頼も厚く、オーブの“ご意見番”として頼られる存在。
細野 生
Ikuru Hosono
6歳でバレエを始め、12歳でSasaki Ballet Academyに入所。18歳で牧阿佐美バレヱ団に入団。以後、全公演に出演し、多くの主要作品で存在感を発揮してきた。
主な出演作品に、F.アシュトン振付『リーズの結婚』アラン／フルートボーイ、『三銃士』ルイ13世、『眠れる森の美女』サファイアの精／カタラブット、『白鳥の湖』ナポリターナ／パ・ド・カトル、『くるみ割り人形』ドロッセルマイヤーの甥／チャイナ／トレパック、『ドン・キホーテ』サンチョ・パンサ、『ライモンダ』第3幕パ・ド・カトルなどがある。個性的な役柄を確かな演技力で魅せ、観客の心をつかむ。
ベテランとなった今も研鑽を惜しまず、舞台一つひとつを誰よりも大切にする真摯な姿勢を貫いている。生徒には分け隔てなく接し、バレエに必要な基礎や精神を丁寧に指導。
「レッスンに誠実に向き合うことが、自分自身を大切にすることにつながる」。その信念のもと、技術だけでなく心の成長にも寄り添う指導者である。
高橋 希の未
Kinomi Takahashi
持ち前のガッツと集中力、優れた洞察力で多彩なジャンルを踊りこなし、若くして才能を発揮。高校在学中に、フィンランド・アレキサンダー劇場および国立劇場に客演するという前例のない快挙を成し遂げた。
2019年、英国の名門Rambert School of Ballet and Contemporary Danceのスカラシップを獲得し渡英。留学中にケント大学の副学士も取得。
帰国後は振付家としても活躍し、国際的な視点に裏打ちされたシャープで深みのある作品を次々と発表している。
指導は情熱的かつ的確。生徒の個性や可能性を丁寧に見極め、粘り強く引き出していく。どんなときも諦めず、その子の「いちばん良い瞬間」を信じて導いていく姿勢には、厚い信頼が寄せられている。
【主な受賞歴】
2018年 第13回エデュケーショナルバレエコンペティション プレ・プロフェッショナル部門 第1位
2019年 YBC横浜バレエコンクール コンテンポラリー部門 第2位
2023年 YBCバレエコンクール コンテンポラリーシニア部門 優秀指導者賞
2024年 日本国際バレエフェスティバル コンテンポラリーダンス・アンサンブル部門 最優秀賞、Gold賞、ベストパフォーマンス賞（三冠）
末崎 結貴菜
Yukina Suezaki
幼い頃にバレエと出会い、控えめな性格だった自分が、踊っているときだけは心を解き放てることに強く惹かれた。以来、自分の感性を信じながら、堅実に踊りと向き合い続けてきた。
多くの舞台やコンクールを経験し、高校時代には元パリ・オペラ座バレエ団芸術監督のパトリック・デュポン氏に才能を認められて渡仏。1年間にわたる直接指導を受け、フランスのテレビ番組「Danse Avec Les Stars」にも出演した。
帰国後はNBAバレエ団に入団し、技術をさらに深める。その後、関心のあったフランス文化を学ぶため、特待生として大学に進学。知性と教養に裏打ちされた深い表現力を培っていった。
コツコツと積み重ねる中で美しさが育ち、自分と丁寧に向き合うことで、心の軸も育っていく。そんなレッスンを目指している。
田村 百合 ゲスト
Yuri Tamura
5歳でモダンバレエ、10歳でクラシックバレエを始める。20歳でベルリンのコンテンポラリーダンス専門学校に留学。在学中からキャリアを積み、ベルリン国立歌劇場のオペラ『アルジェのイタリア女』など数々の舞台に出演。
2009年、バイエルン州立コーブルク劇場バレエ団にゲスト参加。2012年にはシュレスヴィッヒ・ホルスタイン州立フレンスブルク劇場バレエ団の研修生となり、後に正団員に昇格。
小柄な日本人が欧州のバレエ団で正規雇用されるのは容易ではない。語学や体格、文化の壁を前向きに乗り越え、誰よりも稽古を重ねる真摯な姿勢が信頼を集め、主役を務めるまでに成長した。
2017年帰国後は、振付、指導、留学コーディネーター、審査員など幅広く活動。2024年、日本国際バレエコンクールで最優秀指導者賞受賞。
「できるかどうか」より「やりたいかどうか」を大切にし、明るくパワフルに生徒の力を引き出す、勇気をくれる指導者。
Photo by Martina Luepke